ティータイムの主役といえば様々なスィーツ。
クッキーなどの焼き菓子やケーキ、和菓子など。
使用する素材も生クリーム、チョコレート、チーズやフルーツとアイデア次第で無限の広がりを感じさせてくれるスィーツの世界。
そこで「様々なスィーツに合うコーヒー」というものは、どの様なコーヒーであるべきなのかを考えてみました。
①存在感はあるものの、主役であるスィーツの邪魔をしない。
②口の中に残る脂分を流して、味覚をリフレッシュさせてくれる。
そして、何よりもホテルと言う非日常の空間を演出する一助を担わなければなりません。
これらを満たすブレンドを模索しているうちに、あるブレンドコーヒーと似てくる事に気が付きました。
そのブレンドコーヒーとは「夢の追想」。
1980年頃、ブレンドコンテストでグランプリに輝いた幻と言われる銘柄です。
伝え聞くところによると、グァテマラ・コロンビア・ブラジル・モカをブレンドしているとのこと。
この「夢の追想」をオマージュしたものが本ブレンドになります。
中庸な味わいの焙煎度
スィーツの甘さを引き立てる程よい苦味
さっぱり感を演出する仄かな酸味
スィーツをもう一口食べたくなる、余韻のようなフローラルの香り
中庸な焙煎度が持たらす爽やかな香ばしさは鼻腔を満たし、喉を通った後にコーヒー本来の甘さと非日常の贅沢を感じさせてくれます。